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エッセイ

乳児期

オギャーは独立宣言
一和歌の呟き-

和歌乳児期、生後一カ月
ママがおでかけ、パパとお留守番の時は
腹が立つことばかり。
自分では何もできないし、しやべれない。
夏のオシッコは、ひんやりして気持ち良い。
でも冬のオシッコは、冷たくて寒い。
おまけに、パパは自分で産んだわけでもないのに、
私の脇を通りかかるたびに可愛い、可愛いと
日になんべんも体をさわっていく。
そして、泣くと膝の上にのせて、ガタガタと揺する。
だから、ママと呼んで泣きたいのに、
うっかり泣けない。

‥私、ストレスだらけ!

でも、ママはいつも私の自尊心を大切にしてくれ、
自立しようとする私の手助けを
いつも心がけてくれた。
いつでも自由に、今すぐにでも動き出せるようにと
冬でもふとんは軽く、
パスタオル一枚くらいで手足もだしてくれた。
そして、退屈しないようにと
部屋にはいつも音楽を流してくれ、
干渉しすぎず、パパみたいに見張ったりしないで
「いい子ね。」と、時々のぞき込んでは、
胸元を軽くポンポンとたたいて、
ママはここにいるよと安心させてくれた。
だから、私には自由が沢山あった。
ゆっくりと、自立の練習をすることができた。

一母の呟き-
長男軍太の時は、ガッパガッパと
オッパイをよく飲んだ。
すぐカラッボになり、
「ちぇっ!もうないのか。」
乳首をペェッと吐き出すとフギャーと泣いた。
女の子とはこんなにも静かなものなのだろうか。
チクチク飲んでは一日中トロトロと寝ている。
不思議なことに動けないはずが、
ふと見ると体の位置が少しずつ移動しはじめた。
ダルマさんが転んだの遊びを思い出す。
恥ずかしくてイヤなのだろうか?
オムツを替えようとすると、
本当は自分のことは自分でするとでも言いたげな
とても迷惑そうな顔をするようになった。
和歌はきっとプライドの強い
シャイな赤ちゃんなのだろう。
今日から、一人前の人間として、女の子として
私ははつきあうよう心がけよう。
プライドが傷つくと困るので、
まずは赤ちゃんと呼ぶのはやめよう。
和歌ちゃんと名前で呼ぼう。
和歌ちゃんは王子さまがお迎えに来るその頃、
和歌さんになる。

-小さなマリリン?-
生後3ヶ月も過ぎた頃、目元もパッチリとした、
はっきりとした顔立ちとなり、抱き上げあやすと、
表情豊かに、うっすらと笑うようになった。

・・・がしかし、目と目が合わず、とまどった。
生まれ持っての軽い斜視だった。

なんともなまめかしい。

このまま成長し、20才、番茶も出ばな、年頃になった時
「私が本当に好きな王子さまは誰でしょうねぇ
・・・ウフフフフ・・・」

せんだんは二葉よりかんばしいならぶ王子の

ハートをマリリンモンローみたいに
いっせいにとまどわせることになるでしょう。

思春期の何かを予知させる斜視だった。


バギーと和歌
1才頃 -乳児期-
-その頃和歌さんになる
バギーから縄抜けはいつものこと。
だからママは長いツナをつけ結んでおいた。

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用を足しもどるとバギーには居らず、
生まれたての子ネコちゃんがヘソの緒をつけたまま、
野原をハイハイしているではないか!
パパも長い長いヒモをつけて夜になれば戻ってくる。
エッチ!
スケッチ!

ワンタッチ!
王子さまにバトンタッチして、
早くママは楽になりたい!

HINTS!
  • 人の子も畑に植えた苗のように
    見ていない間に少しづつ成長していく。
  • がまん強い子を育てたければ親ががまんすれば良い。
  • 直感保育でいこう!
    ア!ミルク!
    ア!オシッコ!
    ア!ネンネ!
  • 泣き声でパニック。そんな時は外に出て青い空でもながめよう。
  • 愛を温度で伝えよう。
    たっぷり抱っことオンブでしかない。
  • 一日が、だいたい良ければ、それでいい。


赤ちゃんと環境
衣:着せるは易し、はぐは難し
食:しつけも味覚も酸味から
住:ストーブは置いてあるだけで暖かい
クーラーは置いてあるだけで涼しい
屋:冬の日ざしはほど良い暖房
外:木陰の下を流れる風は天然のクーラー


和歌発語
発語の頃が面白かった。

小さな詩人だった。
ながら族のママ、有線が大活躍。
一日中朝から晩まで有線は犬やネコと一緒に子守りまでした。
家という箱は、ジュークボックス。
二匹の犬も、八匹のネコも、音楽を聴きながら育った。

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たっぷりと情操教育を施された犬やネコ達は、
とてもおだやかで、自由気ままネコ派の和歌に
とってお友達でもあり、仲間であった。

ハイハイをする頃は、犬やネコと目線が同一。
どちらが動物?まるで区別がつかなかった。

とてもお行儀が良い、
二匹の犬は、待て!お座り!フセ!と
いろんな作法を和歌に教え込んだ。

幼児期以前の良い指導者だった。

流れる曲は、時には英会話になったり、フランス語にもなった。
レッスン・ワンと聞こえる度に、大きく伸びをし、
大きく二言、ワンワン!と叫んだ。

とても無口な子ではあったが、一言の呟きは、キラッと光る星。

ママの発想のヒントとなった。

ある時、ギョッ!としたことがあった。
バス停まで毎日毎日パパのお迎え。

バス停の前でバスが来る方向に抱き上げ、

「ほら・・・もうすぐパパ来るよ。ホラ、ホラ、パパ来るよ~。」
とくりかえす日々。
その日、その時だった。ハッキリとした口調で、

「クルクルパー」と言った。

クルクルパーは向こうから、大またぎでやって来て、なんにも疑うことなく、
「タダイマ、和歌ちゃん!」

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大きく抱き上げ、チュッチュクチュのチュ!

和歌は喜びケタケタと、私にはいつもの少し違った調子で、
まるであざわらうかのようにひときわカン高い声で、ケタケタと笑って聞こえた。

発語も、ママの模倣の時期だった。

ポッポ、ニャンニャン、ワンワン。
ネコをワンワン、犬をニャンニャンと教えてみたりした。

飼いネコも、白ネコを黒ちゃんと呼び、
黒ネコを白ちゃんと呼び、犬にネコという名前をつけ、
ネコに犬という名前をつけたりした。

主人は、こんがらかるからよしなさい!
思春期になってハチャメチャな子になる・・・と。

好きなら好きと云えない子。

好きなら嫌いと言い、嫌いなら好きと・・・

反語でしか表現できない子になるかしら?
全てがでたらめなママだった。

HINTS!
  • 乳児期
    ゆったりと語りかけ、
    チュッチュクチュのチュ!
    スキンシップをいっぱいしよう。

和歌と公園
-生後6ヶ月~1歳6ヶ月-

砂遊び→泥遊び→水遊び

お天気の良い日は、ほとんど公園
着くとすぐパンツ1枚、裸足と裸
ベンチにつないだ犬の方がよほどお行儀良し
ハイハイで公園中どこにでも這い回る
放し飼いの犬のようだった

ママが気を付けて見ているのは
「砂を食べたりしないか?」
それだけ
あとは知らんぷり・・・

  水たまりを発見すると、ハイハイで突進!

  片手で、ピシャン
はね返る水しぶき

泥水って、なんてキレイなんだろう

  両手で、ピシャンピシャン
面白いったらない
顔中泥だらけ

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はね返る泥水に、辺りのママは迷惑そう

  ママは、私を小脇にかかえ
水遊びできるキレイな場所に移し変えてくれる

そこは、赤ちゃんたちでいっぱい

   -水車・水風船・おままごと-

  みんな自分のお気に入りのオモチャを持ち込んで遊んでいる
でも、なぜか人のオモチャが素敵に見える
どうしても欲しくなる

  日頃、鍛え上げた腕っぷしを試すいいチャンス
・・・取りあげることに意味がある

オモチャのぴっぱりっこ
ケンカ発生

ハイハイで鍛えた腕力は強かった・・・
赤ちゃんの世界では先に泣いた方が負け!

オモチャを取られ、ママに加勢を求めて泣き出す子
その子のママは三白眼

メェッ!
これは和歌ちゃんのじゃないの!
ここにちゃんと、お名前が書いてあるでしょ!

  ・・・だって、私まだ字が読めないんだもん・・・

夏のひんやりした水遊びは最高だった
公園の水遊びで一日が始まり
寝る前のお風呂で一日が終わった

HINTS!

公園 
親はもちろん、
赤ちゃんにとっても情報交換の場

そしてなにより、我が子のことを知ることができる場

たくさんの赤ちゃんと遊ばせたとき
公園は親子の関係がよく見える場となる

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