心の痣 雑感 その4

心の痣 雑感 その4

心の痣  雑感 その4
―乳幼児虐待―
―昔前
″元気なシンボル″
赤ちゃんは
泣くのが仕事だと…

―が

低賃金
人手不足
施設不足の咋今

ストレス発散の穴場

稼ぎ頭
赤ちゃんを
泣かすのも
仕事の内

泣けば
殴る ける 宙づり

挙げ句は
箱に閉じ込め
フタをする

ものも言えず
されるがまま
家畜も同然
違いは
送り迎えがある

親元にもどれば
気持ちも和らぎ
気憶も薄れ

時間の経過

成長するにつれ
傷は薄れてゆく

第三者が
故意につけた傷は
社会的な
制裁がある

―それにひきかえ―
「こんなこともできないの!」
親がする

言葉の暴力
言葉のいじめ
虐待とも言え
意図せず
行動の自由を束縛
心に傷を負わせ

年齢が重むにつれ
親の要求は
再に高度に !

心の傷は
成長するにつれ
薄れるどころか

憎しみや

疑惑を
抱きながら

一層色濃く

まだらな
広がりを見せ

心の痣は
消えることは
ない――

なぐったわけでも
けったわけでもない