<生きる力>
- 2007.08.03
- 生きる力
いつの世も親の願いはひとつ それは何が起ころうとも、強く逞しく 何とか生き抜いてもらいたい では、なかろうか? 病期や障害を抱えながらも |
生きるって、そんなに力が要ることなのでしょうか?
力、力、力と言うと、何か疲れてしまいます
生きるって、動物のように、只ひたすら
食べて、寝て、遊ぶ
単純、素朴なこの繰り返し
生きる力の源となる、親から子へのプレゼント
生の源は食
私が子どもにした、たったひとつのプレゼント
それは
何でも食えるでっかい胃袋
これさえあれば、きっと何とかやってゆくであろう
オギャーは独立宣言
人は否応なしに人になる
ピンチはチャンス!
親の死は
親ができる人生最大のプレゼント!
自立のための儀式
お祭りともいえ
喜ぶべきことかもしれない・・・
自然界の動物の掟
・ はじめエサを口元に運ぶ
・ 裂いて食わせる
・ 巣から突き落とす
・ エサを自分で獲得させる
親の仕事とは何でしょう?
・ 生活することを生活させること
・ 生き方、生活の仕方(生活の知恵)を教えること
生きる力を奪う親のタイプ
・ 過保護
・ 過干渉
・ 失敗や間違いを許せない
親のパターン ・几帳面 ・神経質 ・心配性
親の仕事をはき違えていませんか?
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親の仕事はただひたすら、
『待つ』・『見守る』・『邪魔をしない』
子どもがひき起こす事件・いじめ・自殺・犯罪があとを絶たない
生きる力はいったい誰がどこでどう培うのか?
学校から得るのもは知識です
教師が教育実践者であるなら、
親は生活実践者といえよう
子育ての力を学校から家庭に
とり戻そうではありませんか?
親元を離れ、自立するまで
家庭で過ごす時間は長い
教えるものは山ほどある
勉強どころじゃないかもしれない
生きる力の原点
原始時代の方が、余程生きるに当っての
教育がしっかりできています
・狩りの道具の作り方、獲物の捕り方
生きるために必要な生の教育こそ、
家庭で教えてゆく必要がある
動物の生きる力
・ 餌をとる力
・ 自分を守る力
・ 仲間とコミュニケーションできる力
果たして動物界だけのことでしょうか?
この3つが著しく今の子どもたちに欠落しています
21世紀は生き抜きにくい時代
様々なハードルが子どもたちの行く手に
待ち受けています
これまでは知識でした
21世紀はどんな子どもを待っているのでしょうか?
それは生き抜く知恵のある知恵人間
そして、ストレスや摩擦に強い子を待っています
知恵のある子とは、どういう子をいうのでしょうか?
一晩中寝ないで勉強すれば
良い点はとれるが
一晩中起きていても、ひらめかない子は
何もひらめかない
知恵人間(知恵のある子)の特徴
・ 回転が速い
・ 機転がきく(目から鼻に抜ける)
・ 融通性がある
・ 直観力に優れている
・ ストレスや摩擦に強い
・ 「あっ!こうすればいい」と、とっさの判断ができる
・ ひらめきがある
・ アイデアマン
・ 何があっても慌てない、困らない
・ 追いつめられても、方向転換ができる
・ 自分で自分を助けることができる
・ 問題が起きた時、即座に解決できる
・ いじめにあってもへっちゃら
むしろ楽しみに待ち受ける
・ 自己解決能力がある
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人生はサーフィン
生涯学習とは言われるが
遊ぶことに熱中できずに
どうして学習することに熱中できよう
遠い昔 寄せくる波
海辺で、親子で手を取り合って
夢中になって遊んだように
人生はサーフィン
大波、小波、ケースバイケース
幾度も幾度もサーフィン
やがて人生社会の荒波を
乗り越える力となるだろう
―終わりに―
子どもに残すものは 大学教育でもなければ お金でもない 反抗期、思春期は 自立のための たたき台 生きる力のバネとなる 共有する時間の中にイヤッ!というほど 葛藤が多ければ多いほど スッ!と自立する 子どもにとって、生きとしいけるもの 全ての関わりあい、ふれあいを 大切にしながら、生活の中で 喜怒哀楽を思う存分、分かち合うことで 親から子への生きる力のプレゼント(遺言)としたい |
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