<非行>
- 2017.02.18
- カウンセリング(症例)
非行N君ケースより
受験期を境に、学校、家庭各々諸々の諸事情によってレールを外れる生徒が続出するが、
そうした中での親からの相談依頼ケース
・他校とケンカ
・喫煙(停学処分)
・バイク窃盗
・不登校
・校内暴力
・家庭内暴力
・万引き
以上の結果、保護観察の状態にあったが、学校の協力のもと本人の努力も含め、
サポート校合格。本人にあった選択だったのだろう、今現在アルバイトをしながら
生き生きとした学生生活を送っている。
学校長 殿
ご多忙な時に、お時間を戴きありがとうございます。 実は平成13年6月頃より本人(文中-NK)の母親からの相談を受けてきました。 ◎学校にお願いしたいこと 1)高校受験にあたり、学校としてできる最大限のご協力をお願い致します。 2)学級担任より「推薦は無理」と言われた時、いつもならすぐ怒る子が「はい」と答えている。前もっての言い聞かせに素直に応じている姿勢をいじらしく感じました。いま受験に向けて気持ちを立て直している本人の努力を支えていただき、絶望的な結果を回避することで一人の生徒の前途に希望を与えていただきたいのです。 3)≪嘆願≫受験、合格、が叶うなら本人の達成感と喜びは如何ばかりでしょう。これまでのことごとくが思うように運ばず、裏目に出てしまった灰色の中学生活を明るい気持ちで追われるようご尽力をお願いいたします。 4)これまでの経緯、問題等がある生徒ほど進路について慎重に扱っていただき、「本当に自分を心にかけ心配して下さった先生方や学校」という印象を残して下さいますよう願っております。大勢の中のたった一人の生徒でも、対処ひとつがその子の一生を左右するほどの重さがあることを考えますと最善のチームワークでお願い致します。 5)受験に関しては学級担任のお考えに拠るところも大きいと伺っておりますが、是非、校長先生はじめ諸先生のご理解とご尽力で明るい展望が持てますよう願っております。そして、本人が失った自信を回復できるように見守り、励まし続けてくださいますよう。 以上、僭越ではございますがお願いを申し上げます。失礼やご無礼がございましたらお許しください。ただ、これまで「他人事ではない」思いで関わって来ましたが、それは学校も先生方もご同様だと思います。 平成16年2月19日 |