<LD.学習の獲得法>
- 2007.07.19
- LD.ADHD
LD対応策 -障害がある、これもひとつの個性です-
―LD?光る個性―
学習困難といわれている児童に長年関わるにつけ、必ずやひとつキラリと光る個がある。
※ 欠落しているものがあれば必ず突出しているものがある。
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主要教科
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国語、社会、算数(数学)、理科etc.
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音楽、図工(美術)、体育、家庭
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個性とは?
例1. 通知表が1でも絵が上手
例2. 通知表が1でも音楽が上手
例3. 乱暴者でも体育が得意 etc.
どの子も必ずや光る場面がある
※ 得意なものから引き出そう
※ 食物に置き換えてみよう
嫌いなものを無理矢理食べさせれば、栄養になるどころか消化不良になって
食べることまで嫌いになってしまう
得意なことから引き出す
_得意なことは好きになる
_好きなことは上手になる
_上手くなることは自信につながる
_ひとつの自信は他のことにもつながる
※ 学習困難の状況にコンプレックスが災いしていることがある
はじめUちゃんにとって生き生きと自己表現できる場が絵だった
その絵が入選したことはきっと、今後も大きな成長へとつながるであろう。
学習獲得法
―集中しやすい環境作り―
家庭
・机の上には教科書、ノート、学用品、必要なものだけを置く
・音楽を小さく流すのも良い
・解りやすく、大きくハッキリと(マジックで!)
大きな模造紙または画用紙の活用
・必要な学用品は常に脇に置く
(色鉛筆、消しゴム、鉛筆削り、定規etc.)
・ノート作りがポイント
(カラフルに楽しく、解りやすく)
・壁や空間の利用
忘れ物防止 → 紙に書いて貼る
(覚え書き)
―学習習慣を作る―
・楽しく学習することがコツ
・学習環境はどこにでもある
例: 電車の中、広告etc.
・テープレコーダーの活用
・算数は生活の中に転がっている
・ お菓子を分ける
・ お買い物 いくら?おつりは?
・バス、電車、何分かかるか?
・学習と遊びを上手に取り入れる
8×8=64 はっぱはむし
・なぞなぞ遊び
・2×1=2 にいちがに
3×3=9 さんざんくろうする
算数は国語?
―楽しい対応法―
・聞く → ゆっくりと解りやすく
・話すことで → 聞く耳を持つ
・読む → 文節にきる
・書く → 大きくハッキリ書く
文字を絵、図形にする
・読解 → 意味が理解できる
・計算 → 生活の中でチャンスを!
・図形 → 折り紙、工作
これが幾何の基本となる
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自由傾向のUちゃんが食べることも忘れ、没頭し生き生きと自己表現できる唯一の場が、
絵を描くことだった。唯ひたすら好きだから描く、このくり返し。
打算であるとか、まったく欲のないUちゃんにとって入選はきっとエッまさか?だったことだろう・・・。
親から娘(和歌小4の時)への通知表 作 江崎喜久枝
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