<非行と不登校の対比表>

<非行と不登校の対比表>

「静と動の対比表」

動物的 植物的
ネコ
バッタ ヤドカリ
チャカチャカ ボンヤリ
体育(得意科目) 音楽・美術(得意科目)
多弁 寡黙
体を使うことが好き 手・指を使うことが好き
群れなす 孤立する
いじめる いじめられる
怒る 泣く
積極的 消極的

※非行と不登校を一言で言うなれば
非行を「動」とするなら
不登校は「静」と言えよう

1.生きる力

非行 不登校
ある 活力 ない
強い 生命力 弱い
カップラーメン志向 食事 偏食気味

2.家庭

複雑・家庭に事情がありがち 家族関係 比較的良い・濃い
初め言いなり→反抗 親子関係 親に依存がち
親不在
親の心から子供が離れている
母子べったり(手取り足取り)
母子分離が下手
家庭に事情がある(離婚等)
母親が経済を支えている
母親が仕事を持っている
多忙(留守がち)
ブルーカラー
家庭状況 両親揃って子供にかかりきり
子供にかける
家にべったり居る
子育てが人任せ(お手伝いさん等)
高学歴でエリート

3.性格の特質

親も子も攻撃的 姿勢 自分を責める「私達親が悪い」
親も子もある 社交性 ない
目立ちたがり
人に認めさせたい
(自信がある)
他虐的(切れると爆発)
周囲に対して 人目を気にする
人に認められたい
(自信がない)
自虐的(切れると泣く)

4.行動の特質

動的(積極的・活発) 行動 静的(消極的・おとなしい)
広い(友達が多い) 交際 狭い(友達が少ない)
不作法 礼儀 礼儀正しい
乱暴 言葉遣い 丁寧(特に両親)
多弁 口数 無口
家出
親子で切れる
「ブッ殺してやる」
心配な言動 自殺
道連れ心中
「死んでしまいたい」

5.仲間

群れをなす(ギャングエイジ)
友達が多い
遊びに出る・出かける
誘える
仲間から面白がられる
いじめる
仲間関係 孤立しがち
(外れる、外される)
友達が少ない(自分一人)
誘ってくれるのを待つ
誘えない
(ジーッと外に出ない)
仲間から煙たがられる
いじめられる

6.学校生活等

さぼり
無理やり起こすと怒る
(感情を表す)
欠席理由 行きたいが行けない
泣き出す・腹痛
(身体に症状)
シンナー・アブリ 薬物 精神安定剤
学習状況 家庭教師
体育(体を動かす) 得意科目 図工・音楽(指先を使うのが得意)
騒ぐ
出られる(誰も頼んでいない)
勉強が嫌い(わからない・できない)
成績・素行が悪い
見捨てられがち
目に余る
授業中 保健室登校
出られない(お願いしても)
勉強が好き(わかる・できる)
成績・素行は良い
見落としがち
気付かれない

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独り立ちできる要素となる
自立しやすい
集団で孤立
自立できにくい
不登校非行は、一見正反対、が実は紙一重、共通している事は、
今の教育体制についていけない、外れている、という事です。
今後も引き続くであろう不登校及び非行児童に長年関わるつけ、
必ずやひとつ、キラリと光る個性がある。
個々の得意分野で自己表現の場を得る事で着実に回復していく例を知るにつけ、
義務教育終了後は専門学校もひとつの手段でもあり、方法としてとらえています。