卒業を控え
2年間の総仕上げ
本格的な舞台美術
2日間に渡った
ぜいたくな晴れ舞台
その日まで育まれた個が
舞台ではじけ
競い合う
師と生徒が
「現在」を生き生きと
いま
生きている現場の記録
教育の均等化
どの子にもどの子にも
均等に与えられた表現の場
発散の場をもてた幸せ者
とにかく今の若者は
生気や覇気に乏しいと言われるが
まんざらじゃない!
捨てたもんじゃないな! —– を実感
湧き上がる若者達のエネルギー
現代の若者を指導
個を引き出すとは?
嵐の中
まさに昼夜を徹して
濁流に飲み込まれ
押し戻されそうになりながらも
いったんせき止め
今再び押し戻す作業
試行錯誤の中
全力を出し切って
不断の努力で支え続ける
厳しく苦しい作業
身を削る実践
まさに命がけ!
内外共に
色んなことがあった2年間
株価暴落
母の血しょう板も減少
母はいかなる時もどんな場も
going my way
景気が回復すれば
血しょう板も上がる
人生何事もゆとり
貴女は貴女
Do you best!
バンタンの門は
雨の日も、風の日も、嵐の日も
悲しい時も開いた
苦しい時も開いた
その向こうでは
どんな時も、どんな場も
いつも温かく
生徒の心と体を
全身で受け止めて下さった
師と師が手を取り合う
音の調和と
心のハーモニー
人の子への熱い関わり
その思いに胸が詰まる
生徒1人1人の個を育む
講師陣は
生徒誰にも平等
民主主義者だった
誰もが何かを持っている
誰にも個性色合いがあり
キラキラ光るシャボン玉
==個が光る==
個と個が出会う
自分と他人の違いを知る
ひと
互いに認め合い
励まし合う
志を同じくする
数々の出会いがあった
2年間の有形無形の収穫は
数え上げたらきりがない
出会いがあれば別れもある
校門を一歩出れば
生徒全員 渋谷上空に
一斉に浮ぶシャボン玉
消えるシャボン玉もあれば(者もいれば)
消えないシャボン玉もある(者もいる)
2年間に渡って
師の後姿から学んだことは
音楽で生きるって半端じゃない
人生成功するよりも
もっと大事な何かがあるよ
芸術教育以前に人間教育
入学式
学院サイドの挨拶
教育するとは、もはや死語になりつつ・・・
本当に教育するとは
個を引き出す作業と言うのではなかろうか?と。
都心の中央渋谷
誰からも見え聞こえる所に
実践校が
1つの答えを出した。
ふりふりふるる アレンジ 茂村 泰彦
♪ 季節の変わり目私の心寂しくさせるのは何故だろう
何度ともなく季節を超えてそれに見合った私になれてる
それなりに苦労とか重ねてきたけれど
それなりに痛みとか覚えてみたけれど
自分だけ掲げる事まだ言い訳がましい
ふりふりふるる桜の中本当の私に
なりたくて最後の決意固める
この夢を現実に引き戻す為に
日々努力は欠かせないけれど
この姿をずっと見ていてくれる?くれない?
♪♪ほんの少しの楽しみの為に全てを貴方のせいにした事
本当はもっと自分を促せる
満開にならなくともいずれ枯れてしまっても
この花一枚に私は託してみるよ
焼き付いて離れないならそれでそれでいいから
私の周り回りに回る桜の花
この地面に落ちたなら始める
誰も背中は押さないよだったらなおさら
今の自分信じてれば行ける
同じようなときの流れ毎日だけど
ちょっとずつ確実に動いてる
きっかけさえ見つければそれから先は
寄り添っては見方になってくれる
この姿をずっと見つづけていてくれるよ
大空に一斉に舞い上がる
無数のシャボン玉
点となって
雲の波間に消え入るまで
たった1つを追いつづけ
どこまでも見届けようと
いつまでも立ち尽くす
ずっとずっと見つづけたい
いつまでもいつまでも
上空を仰ぐ
手を合わせ祈りたくなる
♪仰げば尊し 我師の恩・・・
師に感謝!
2003.3 江崎和歌 母 |
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