<メッセージ>
- 2007.09.17
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お母さん、ゆとりを持って!
子育てに行き詰まったら、とにかく外に出て行くことをお勧めします。
一日中家の中でずっと考えていても何も解決できません。
外に出て、同じ年ごろの同じ立場のお母さんたちと話を交わすだけでも
かなり違います。
また、草花や自然を眺めたり、動物を飼うのも良いでしょう。
お母さんのゆとり、安定感が子育てには何より大切です。
これは時間的なゆとりではなく、気持ちのゆとりです。
ゆとりはゆとりを生みます。
例えば、幼児期の場合であれば、子供と一緒の外に出て、
五分でもいいからちょっと手足を止めて、
道端に咲く一本の花や夕焼けを見て「きれいね」って語りかける。
このゆとりが、優しいゆとりのある子を育てるもとになるわけです。
反抗期においても同じ事でしょう。
私は良く「反抗期は大波小波のサーフィン」
とお話するのですが、親子で「さあ次はどんな波が来るかな」
とむしろ楽しみに待ち受ける。
行手社会のタタキ台、しっかりと受け止めさえすれば、
すべて肥やしになります。
それくらいの気持ちのゆとりを持ちたいですね。
子供の一生のうちの貴重な時期
子供にとって反抗期は人生のプロセス、自立するためのステップです。
それまでは親を人生のモデルにしてきたわけですが、
反抗期になると、親を軽蔑したりして、
親を乗り越えよう乗り越えようとする時期です。
いずれ社会に立つ上でのタタキ台であり、
甘え・依存からの決別の時であり、なくてはならない時期なのです。
また、自分で自分をどうすればいいのか分からない、
ある意味つらい時期とも言えるでしょう。
ですから、親子で喜怒哀楽を思う存分分かち合い、
別れの瞬間を確かめ合えばいいと思います。
子供に残せるものは、大学教育でも何でもありません。
ともに交わす会話、言葉であり、
それらすべてが親から子へのメッセージであり、
親から子への遺言なのです。
怖がらずに、恐れずに、逃げずに、反抗したいだけ、
させるだけさせましょう。
スッ!と自立します。
過ぎてみれば寂しすぎるほど・・・。