<中学生期>

<中学生期>

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この時期は、成績・異性・将来の何かと気になる三つ
感情の起伏は激しくなり、幸福と絶望が交錯する時期です。
それだけに気分の浮き沈みが激しい不安定な時期ですので
特に男の子の場合は、
会話でしっかりと抱きしめ(「I love you」の声援をでっかく送りましょう!)
いわゆる二人称の関係が非常に大事で、
「お母さんはなんと言われてもいい。
あんたのためにどう思われてもいいんだよ。
だってうちの子だもん。私が産んだ大切な子なんだもん」
という言葉や態度が、子供の心の安定につながります。
他人にどう思われようが構わないという姿勢がとても大切です。
ところが、たいてい子供が非行に走り始めると、近所にどう思われるだろうか、
誰それの家にどう思われるかという、
親の見栄が子供をおかしな方に導いてしまうのです。
母親はやはり子供の心の居場所になれる、そういう親であること。
そして本当に必要なときに手を貸すことができる親であることが大事だと思います。
それから、反抗期になると、それまで子供のことにはあまり関わらなかった父親が、
突然、口を挟むことがありますが、これは場合によっては逆効果になることがあって、
わざわざ非行に走らせることになる、大きな要因となります。
つまり、これまで子育てをずっと母親任せにしていた父親が
突然出てくると反抗期の子供にすれば、
「何を今更、さんなこと言われる筋合いない。父親は何もお母さんの助けもしないで」
とかえって反発を招いてしまうのです。
だいたい父親の接し方は怒ったり、怒鳴ったりの一辺倒過ぎるのです。
それではなかなかうまくいきません。
反抗期の父親の関わり方、特に息子との関わり方はすごく大事です。
「おれは父親だ」と肩に力を入れ過ぎて、
やたらに権威を振るうこともないと思います。
「すまなかったなあ。今まではちょっと忙しいもんで構わなかったけれども。
できればお父さんも仲間に入れてくれる?」
と言えば、男同士でもきっと仲良くなれますよ。
いずれにしても、思春期は不機嫌で無愛想なものです。
そのことを良く理解した上で接してあげましょう。